自動火災報知設備の概要と感知器の種類としくみについて

皆さんは、火災報知機という言葉を聞いたことはありませんか。火災のニュースなどで「火災報知器の音は鳴っていなかった」というように使われているようですが。正式には「自動火災報知設備」になります。この設備は、政令7条の中で、警報設備に属するものですが、最近は技術の発達とともに、単に火災の発生を知らせる設備から、大規模な建物や施設によりましては、感知器からの火災信号を受信することから、その火災信号により各種の防災設備を稼動させたりするというように、防災設備や消防設備の要のような設備へと変わってきました。

この要因としては、先ほど説明したように技術が発達したことによりまして、昔のテレビがブラウン管や真空管などの電気基盤でできていましたが、電子技術の発達により、いまや、テレビの中はマイクロコンピユーターのような電子回路から作られています。それと同じことが、自動火災報知設備にも当てはまりまして、現在の自動火災報知設備の受信機の回路を見ますと、まさにマイクロコンピユーターのような電子回路から作られておりまして、さまざまな高機能が付随しています。

現在の自動火災報知設備がそのような位置づけにあるということをご認識いただきたいと思います。自動火災報知設備は、一記事では、説明しきれませんので二回に分けて説明いたします。今回の説明は冒頭の、現在の自動火災報知設備の位置づけと、感知器の種類としくみにつきまして説明いたします。

次に感知器について説明します。感知器はさまざまなものがありますので、区分して説明いたします。感知器はおおまかにいいますと、熱、煙、赤外線等を感知するセンサーですね。感知器の大区分としては、熱感知器、煙感知器、炎感知器の3種類になります。更に中区分として、熱感知器には、差動式感知器、定温式感知器、熱複合型感知器、補償式感知器があります。同じく煙感知器の中区分ですが、イオン化式感知器、光電式感知器があります。炎感知器には紫外線式感知器、赤外線式感知器、紫外線赤外線併用式感知器、炎複合型感知器があります。小区分としては全てにはありませんが、差動式感知器には、スポット型感知器と分布型感知器があります。煙感知器の光電式感知器には、スポット型感知器と分離式感知器があります。こんなに種類がありますよ。

しくみは代表的なもののみ説明します。熱感知器の差動式スポット型の感知器は、感知器の中に風船のようなものが入っていまして、熱を受けると膨張しまして、その風船球のような部分には金属の接点があります、膨張すると本体の接点と接触しスイッチが入って火災信号を送信します。熱感知器の定温式感知器は、感知器の中にバイメタル状の金属が入っていまして、熱を受けると変形し、バイメタルにスポット型と同じように接点があり、熱とともに変形して本体の接点と接触して火災信号を送信します。

次に煙感知器ですが、代表的で多く設置されている、光電式スポット型感知器について説明します。この感知器には送光部と受光部があり、二つの位置は通常は光を受けられないようになっています。この感知器の中に煙の微粒子が入りますと、送光部からの光が煙の粒子により四方に散ります、その光を送光部が受けて、感知器のスイッチが入った状態になりまして火災信号を送信するわけですね。

以上が自動火災報知設備の概要と感知器の種類としくみについてです。

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